自然の恵みをいっぱいにうけて外側は鮮やかな紫色。
中は「はっ」とするほど透き通るような白。
それが「泉州の水なす」です。なすびは特に夏ごろ味が
良いので「夏味(なつみ)」と言われ、これが転化して
「なすび」となったと言われています。
ではなぜ「水なす」というのでしょう?
昔々、泉州のお百姓さんが農作業中、のどが渇いたときに、
畑の水なすを取って食べていたと言うくらい水分が多いから{
なのです。
さらに「水なす」は昔からぬか漬にして多く食べられています。これには理由があって「水なす」にはビタミンAが多く含まれているのですが、ビタミンAはきわめて不安定な物質で、空気にさらされると酸化され、特に光・熱に鋭敏に反応し分解されてしまいます。しかし「ぬか漬け」にするとビタミンAの酸化を防ぎ、効率よく吸収することができるのです。
ぬかにはビタミンEが大変豊富に含まれています。
ビタミンEには非常に強い酸化作用があり、他の物質の
酸化を抑制する働き(抗酸化作用)があります。
このビタミンEの働きによりビタミンAが酸化されにくくなると言う訳です。
と、言う事を知ってか知らずかはともかく泉州の人々は夏になると「水なす漬」を好んで食しているのです。
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